チェスは宇宙よりも可能性を秘めており、その盤は地球に在る

「20年後はどんな世界になるのか。より良い世界を築くために、私たちは何ができ、何をすべきなのか。こうした未来への疑問は、輝きを失うことがありません」
「その疑問に完全な解を出すことはできません。それはチェスのゲームに似ています。何手か先を読めても、ゲームの結末まではわからない。たとえ宇宙サイズのコンピュータがあったとしも、分析は不可能です。ゲームの可能性は10の117乗くらい存在します。宇宙に存在する原子の数が10の80乗ほど。だから、それより37桁分もゲームは複雑なのです。そのチェスでさえ現実世界よりずっとシンプルで、縦横8マスの盤に32の駒があるだけ。それを考えれば、世界が10年後や15年後にどうなっているかという疑問など、解けるはずがありません」
    ーピーター・ティール(投資家・ペイパル共同設立者)

 未来の可能性をチェスと宇宙に例えたピーター・ティールの言葉。今度から使おう。ちなみにピーター・ティールはチェスもうまい。