『輪るピングドラム』はピングドラムを忘れてしまった、もしくは知らない者たちへの話。
「ピングドラムとはなんなのか」。
それは、幕が上がった頃から出ていたこと。
僕たちはもっと前から知っていたこと。
『輪るピングドラム』と出逢う"もっと前から"。
覚えが無いなら、忘れていただけだ。
そういう時代なのだ。豊かすぎて、熟れすぎて、半腐れになっている。
逆に、なにかを忘れてしまっている。
飽食社会。
親は林檎で子供の目を輝かせることができない。
でも大丈夫。"覚えが無いのなら、忘れていただけだ。"。
....それでも見つからない、見つけられない君がいるならば。
【「何者にもなれないお前たちに告ぐ。ピングドラムを探しだせ。」】
911で父を亡くした子の中で、ビルから落ちた先にトランポリンあってみんな助かるって絵を書けた子は、PTSDにならなかったという話があるらしいんだけど、ピンドラ最終回みて幾原さんはそういう絵を描くことができない子のために絵をかいてあげる人なんだろうなって思った。
— 路木ろきおさん (@roki_TB) 12月 24, 2011
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