「ピングドラム」できっと何者かになれた者たちの話。


(※『輪るピングドラム』ネタバレ)

ピングドラムの解釈はたったひとつしかないだろ
半分に割れたりんごだよ
餓死直前の状態でもりんごを半分にして分け与える感情がピングドラムなんだよ

トラックにしがみついて日記を回収した冠葉
全身を焼かれてもゆりを救ったももか
マリオを救うために毒入りのふぐを平らげた真砂子
身を挺してゆりを救った多蕗
全身を焼かれても日記を守ろうとした苹果

これらがピングドラム
引用元:http://blog.livedoor.jp/peperon999/archives/5003239.html


ピングドラムが"なにか"なんて、最初から出ていたんだ。
禁断の果実を分け合うことだ。

これは【ピングドラムで何者かになれた者たちの話】。
この世界は選ばれるか選ばれないか。
選べれなかった者は誰にも認識されず、透明な存在になる。
ピングドラムを得た者は透明な存在を抜け出し、"何者かに"なれる。


【愛は地球を救う】 なんて、今では有り触れてあまり意味を持たない言葉かもしれない。
陳腐だなんて、現実性が無いだなんて、
蔑視される言葉かもしれない。
でもこの作品が言いたいことは【愛は地球を救う】ってことだ。
世界を。授けられた者の世界を変えるコトバ。
それがピングドラム。その言葉は、