「iphoneありき」のAU android CMと「AKBファン用」グルーポンCM


 flashを見られるスマートフォンというAUのCM、iphoneで出来ないことが出来る」と多くの購買層に丸わかりだから商品の魅力を伝える広告としてどうなんだろう。
 そう思って調べたらiphoneに敵対することを強調する戦略のよう。
参照:http://online.gear4.jp/blog/2011/02/au-smart-phone/

 iphoneを敵対視してる時点でiphoneより低位ブランドであると自ら示しているような。実際性・将来性がどうであれ。例えばflashの場合、「iphoneflash見られるようになったら終わりじゃん」(そしてflashを見られるアプリはdropout済)という曇りがかった将来性、そしてそもそもflashにそこまで顧客層が魅力を抱いているのか、需要があるのかという疑問。iphone,ipadシェア上昇の影響でflashを使うサイトも減ってきたし。競合製品の弱みばかりを突いた広告って(その競合製品が改良されたら)効力を失ってしまう気がするし、なにより敵意を視聴者に強調するのってあまり良い印象を植え付けない気がする。CM自体と、補充されている(サイトでの)ムービーはかっちょいいのでコンセプトが自分と合わないのかな。

 もう1つ。グルーポンのAKB CM総選挙CM。

引用元:Twitter. It's what's happening.

 グルーポンのCM1度見たけど、AKB48SKE48NMB48の公演シーンを流して最後に告知する形で、完全ファン向けって感じだった。狙ってる顧客層AKBファミリーファンだけというイメージ。「AKBの公演」に興味を示す人は既存AKBファンに限られがちでしょう。「AKBの総選挙」が世間的関心を呼んでる中で「総選挙」企画をしてるのに、ちょっと残念なCMだと思った。