アンパンマンとドラえもん、どちらが社長に向いているか?


「Q.アンパンマンドラえもん、どちらが社長に向いているか?」
A.アンパンマン

 今日やったGDのまとめ。

 「社長に適した人材とはリーダーシップを持つ者である」。まずそう定義づける。
 次にアンパンマンドラえもんの人格・特性を見ていく。アンパンマンは毎週毎日「アンパンチ!」と叫んでいるアンパンマンは、「正義を貫き悪を倒す」という意志を貫徹している。反して、ドラえもんは実は主人公ではない。“ドラえもんのび太になれない”。これは何を意味してるのか?物語はのび太が動かないと始まらない。ドラえもんのび太に泣き疲れ、懇願され、やっと「たけこぷた〜!」などの決め台詞が言えるのだ。ドラえもん臨機応変にこなすサポート型。わかりやすい意志を提示する初志貫徹のアンパンマンとは異なる。

 部下がついていきたいリーダーとは、明確な意志を掲げる。その意志に人々がついて行く。社長とは企業の顔で、広告塔の顔も持つのだ。よって「ハッキリとした意志を持って行動をするアンパンマンに人々はついて行く。企業社長にふさわしい」と結論づける。また、臨機応変にサポートができるドラえもんが副社長になれば最強の企業となるだろう。
 アンパンマンにはもう1つの顔がある。「僕の顔をお食べ」と自分の身を削ってまで弱き者たちの力になる慈愛精神の持ち主の面だ。これが企業のトップになれば、高所得ではない消費者・生活者のニーズも理解ができ、応えられるのではないだろうか。

 蛇足で:「そもそもドラえもんアンパンマンも見てねーよ!」という声が入ったら。物語の始まりを見てみよう。ドラえもんは主人公のび太の子孫セワシの手により未来から派遣されたロボットだ。過去に来た理由は「祖父ののび太を美少女しずかちゃんと結婚させてほしい」。過去の世直しやのび太の人格形成など自分の意志が目的ではなく、ストーリー起点となる動機もセワシから、受け身のサービスである。対してアンパンマンジャムおじさんに製造され、最初から「悪をくじく」ヒーロー。始まりから能動的・受動的に違いがある。人々を先導するリーダーに必要なのは能動性である。了

 中々今日したGDが面白かったので。