今日の食卓 真の勇者と就活

 『トゥルー・グリット』を見た。そもそもグリットってなんやねんという話になり、リメイク元のタイトルは何?ってところに行き着いたわけです。「忘れたけど邦題は日本語」と言ったら父親に「そんな意味のわからない、主語述語が無い日本語を使ってたら就活全然だめだろ」と怒られた訳です。母親と姉には意味が通じていたので、その旨を伝えたら「家族だからニュアンスでわかってるだけ」とまた怒られたんですけど、この交流の不都合のそもそもの問題は父親が"ほうだい"を"邦題"と認識していなかったから生じたもので、結局は自分の言い分の方が正しかった(と思ってる)んですけど、ある種就活のリアルだなーと思いました。「正確さ」は必要無い、「相手に伝わらなきゃ」意味が無い。就活に限らず、どんなコミュニケーションでもそうですけど。当然の如く。悲しいことではない。

ボキャブラリーというのは『どれだけむずかしい言葉を知っているか』ではなく、『どれだけやさしい(人に伝わりやすい)言葉を知っているか』という意味


 ちなみに『トゥルー・グリット』のリメイク元はジョン・ウェイン主演の『勇気ある追跡』、タイトル直訳は"真の勇者"。