ドラマ『下流の宴』

 作品内でしょうちゃんが1番下流中流を区別していたという悲劇。(と言うか、向上しようと努力するかしないか)。「変わることを選択した」ことを描いたなら「変わらないことを選択した」ことも描く林真理子はやっぱスゴイ。しエグい笑。働いてる漫画喫茶で店長にならないか誘われたのに、「店長になったらバイト叱らなきゃいけないから僕には無理っしょ」って言っちゃうしょうちゃんやっぱり優しいですね。やる気は無くても優しい。そして結果的に島田先生を東大に、たまおを医大に合格させた黒木瞳のパワーは半端ないw怒気でも他人にそこまでさせるって凄い。
 飛び飛びだったけど『下流の宴』面白かった。「人は負けるために生まれてくる。蒸気機関車も新幹線に負けたしこだまはひかりに負けた。生きていくうちにうまい負け方を学ぶ」という電車模型酒屋の蛭子さんの言葉が印象に残った。『下流の宴』といい松坂慶子代理出産モノといい日本のTV局ではNHKドラマが1番アナーキズムだなぁw